「AIの検索情報は信じられない」
「質問はするけど検索エンジンとしてAIは使わない」
そのように考える人も少なくないと思います。現に私も信頼性の高い情報を探している際は、ChatGPT, Claudeなどの一般的なAIを使うことを避けています。
ですが実は、検索エンジンとして非常に優秀なAIが存在するということをご存じですか?それが、「perplexity」です。
この記事を読めば、perplexityの基本性能、使い方、長所と短所が分かり、これまで検索にAIを使うことに消極的だった方もきっと試したくなるでしょう。
1. Perplexityの基本性能
Perplexityは従来のAIと大きく異なる点が二つあります。
会話形式
1つ目の点としては、まず会話の形式です。「AIとの会話形式なんてどこも同じでは」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、ChatGPTに質問した際、帰ってくる返答は「返答のみ」ですよね。その情報がどこから引用されたかはわかりません。
しかし、Perplexityでは帰ってくる返答にしっかりと引用が記されています。さらに引用とおともにその質問に関係する画像も同時に提示してくれます。
レポートやまとめ資料を作る際には非常に役立ちます。
使える機能
Perplexityに備えられているのは、検索機能だけではありません。
ChetGPTにGPTsがあり、GeminiにGemsがあるのと同じように、Perplexityには独自の拡張ツールがあります。
まずは、Discover機能。この機能では、自分が興味あるであろうニュースや、世間的に注目を浴びているニュースなどをAIが厳選して提示してくれます。
そして、Finace機能。この機能では、株や通貨レートを一瞬で確認できます。他のではまず見ない機能ですよね…。
このようなユニークな機能をたくさん持っているのがPerplexityの特徴の一つでもあります。
2. 実践
では、さっそくPerplexityを使って機能を見ていこうと思います。
今回は取りあえず「独ソ戦 ドイツ侵攻理由」と検索します。

そうするとこのように返答が返ってくるのですが、赤で囲まれたところが引用元となっています。
もしこの引用元がよくわからない個人ブログであれば、情報の信頼性は低くなるでしょうが、、もしここが大学の論文であったり、病院のレポートであったりすると、情報としての価値が高いことになってきます。

Discover機能では、このようにニュースなどが一覧となって出てきます。このニュース欄の情報源は、BBCやその他有名報道機関ですので、信頼性は高いです。
さらに、1つのニュース記事の正確性を高めるために、1記事約60個もの異なるソースを参照するので、客観的な結果にもつながってるでしょう。

Financeでは、このように各国の市場や企業の株価などを見ることができます。
ここで革新的なのが、市場要約機能です。たとえトレードをやっていなくとも経済学や経営学を専攻する生徒にとっては、国の市場を把握することはとても重要です。
この要約は英語で書かれていますが、「日本語でして」と命令することも可能です。
長所と短所
【長所】
これまで見てきたように、Perplexityには高度な検索機能が備わっているだけでなく、Discover機能・Finance機能など他のツールも充実しているというのが利点です。
他のAIとは競争のベクトルが異なっているので、このAIが淘汰されるのもしばらくないでしょう。
【短所】
Perplexityの短所は、会話機能の弱さにあると思います。ChatGPTやDeepseekといった有名AIでは、会話を通し、ブレインストーミングができるのが1つのメリットとしてあげられます。
しかし一方でPerplexityは「会話」よりかは一方的な事実の「提供」をしているようなものなので、Perplexityに発想を手伝ってもらうことは難しいです。
まとめ
Perplexityは、検索ツールだけでなく、社会や市場の動向の把握にも非常に有効です。
勉強での引用を探す学生や、市場を俯瞰したい社会人の方などにはぜひ一度使ってほしいです。
以下の記事では、勉強に使えるAIトップ5を紹介しています。そしてその中にもちろんPerplexityもランクインしています。是非合わせてお読みください。



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